燻製作り(4)

 燻製作りもいよいよ最後、燻煙です。

 

 スモーカーは段ボール箱。もう何年も使ってます。

 

 段ボールは使わないときはたためるので、保管に場所をとらなくて便利です。

 スモーカーの下には七輪をおいて、サクラの枝を使っています。

 

 このままでは炎があがってしまうので、この上に植木鉢をかぶせて不完全燃焼させると、ちょうどよく煙があがります。

 スモーカーの中はこんな様子です。

 

 スモーカーに棒をさして、下ごしらえをしておいたブタ肉と豚タンをぶら下げています。

 肉だけではさみしいので、棒の上に籠をのせてチーズとゆで卵も一緒にいぶしています。

 

 午前中から始めて、時々、七輪に薪をくべたり、チーズやゆで卵をひっくり返したりしながら、夕暮れまでいぶしつづけて、ようやく完成です。

 ゆで卵は一回り小さくなって、白身が薄くなりました。煙の香りだけでなく黄身の味も濃厚になっています。

 

 チーズも表面が色づいて香りがついています。ブロックで売っているプロセスチーズがスモークチーズになりました。

 ブタ肉と豚タンは生っぽかったので、燻煙のあとそのまま炭火でしばらくあぶっていました。

 

 火が通って、切り口に焼き色がついたところで完成です。

 

 適度な塩味とスモークの香りがきいていて、おいしく仕上がりました。