自動撮影カメラもいつまでもフィルムカメラでもないだろうということで、調査用機材として新しく自動撮影用カメラを購入しました。
やはりデジタルカメラは撮影枚数にほとんど制限がないのがいいですね。
購入したのはカドバック社のアンブッシュです。
購入の決め手は0.25秒と格段に早いトリガースピードと電池が単三になって、小さく軽くなったことでしょうか。
以前から売られていたカドバック社のアタックは単一電池だったったので、かなり重かったのですが、アンブッシュは単三になったのでかなり軽くなっています。
また、カメラ固定用のブラケットも以前のタイプは作りが華奢で、ベルトで強く締めすぎると壊れてしまうことが多かったようですが、これも材質から新しくなったようで、かなり頑丈になっていました。
ところで自動撮影カメラは野外に設置するもので、開口部にはゴムのパッキンが着いているのですが、いろいろ調べ見るとどうも完全防水ではないようです。
カドバック社のHPを見てみると、雨避けようの屋根が別売りになっていました。
多少の雨なら大丈夫でしょうが、レンズに水滴がついても困るので屋根を自作することに。
プラ版を切って前面に雨粒が垂れないように雨樋を付けました。
このままでは白くて目立ちすぎるので、ダークイエローとジャーマングリーンで迷彩にしました。
自作の屋根を付けたらこんな感じになりました。
マジックテープなので、取り外しは簡単です。
さて、実際に使う前に試してみると、いろいろ注意点が分かってきました。
まず、使用する電池ですが、エネループなどの充電式ニッケル水素電池は使えません。
ニッケル水素電池は定格電圧が1.2Vなので電圧が足りず、ストロボが発光しないのです。
というわけで、電池はアルカリ電池をおすすめします。
また、撮影間隔は5秒、15秒、30秒、1分、3分で選択できるのですが、ストロボのチャージに1分以上の時間がかかります。
そのため、被写体となる動物がカメラの前にとどまっていた場合、30秒以下の設定では、シャッターは切れてもストロボが発光せずに真っ暗な写真ばかりになりそうなので、設定は1分が無難なようですね。
ストロボも光量調節はきかないようで、被写体との距離が近い場合は、真っ白に飛んでしまいがちです。
そこで、設置場所の関係で被写体との距離が近くなりそうな場合に備え、ディフューザーを付けてみました。
といっても、こちらも0.5㎜のプラ版をテープで貼っただけですが、白飛びは防げるようになりました。
また、トリガースピードは0.25秒と早いので、動きの速い動物も写してくれそうなのですが、シャッタースピードはそれほど早くはないようです。
自分をモデルに何度か試したところ、動きが早い時には画像が流れてしまいました。
やはり、使用するときはカメラの前で動物がとどまってくれるように、エサをまくなどの工夫が必要ですね。
いろいろ注意点もありますが、これから活躍してもらうことになりそうです。
コメントをお書きください