駒門基地祭

先週、数年ぶりに友人K氏と駒門駐屯地の基地祭に行ってきました。


当初の狙いはやはり最新式の10式戦車です。


小雨の降る中、観閲式や訓練展示で、走る10式戦車を見てきました。


詳しいことを書いても仕方ないので、ここではスルーです。

訓練展示の後装備品展示が始まり、ついさっき走っていた車両がグラウンドに整列しました。


ときに、今日は小雨でグラウンドはぬかるみ。


地面を見ると轍がたくさんあるじゃあありませんか。


動物屋的視点で、フットプリントを確認。


コレは10式戦車のフットプリント。


単純な長方形で、両サイドに山型の跡があります。

こちらは90式戦車のフットプリントです。


10式に似てるけど、こちらには両サイドに山型の跡がありません。

そしてこれが74式戦車のフットプリント。


これはくさび形の模様で、前の2種とは全然違います。


日本の現用戦車は3種類なので、どこかで戦車の轍を見つけても、どの戦車なのかすぐに分かります。


ところで、今回一番の収穫は10式戦車でもなく、こちら、155㎜榴弾砲でした。


155㎜榴弾砲は基本は牽引されますが、走行装置がついていて、ある程度なら自走することができます。


ということは知っていたのですが、さてそのエンジンは?


そこで、そばにいた隊員さんにその辺りを聞いてみました。


155㎜榴弾砲は砲身長が6mもあるし、重量も9.6tと結構重いのです。


当然、エンジンもパワーのあるディーゼルエンジンだろうな、と思っていたのですが。


答えはかなり意外なもので、びっくりしました。


155㎜榴弾砲のエンジンはなんと、ガソリンエンジン。


しかも、軽自動車と同じ物、だそうです。


びっくりです。


しかもマニュアルで、前進3速、後進1速。


確かに、足下にはクラッチペダルが。


ステアリングはハンドルではなく、写真には写ってませんが、シートの脇にある小さなレバーで操作するそうです。


ちなみに、運転席の隣にある、平たいカバーの下にそのエンジンが入っています。


エンジンルームをのぞくと、「SUBARU」の文字が。


するとこれは660ccで、「サンバー」と同じエンジンなのか?


軽自動車のエンジンでこんな重いものが動くとは、軽自動車のエンジンってすごい!


新事実を知って、実に有意義な1日でした。

ところで、場内の一角に子供用の遊技スペースがありました。


たしか、以前来た時にもあって、その時は90式戦車のバルーン遊具だったはずが、バージョンアップしてました。


今年のバルーン戦車は砲塔前面が楔形になっていて、しっかり10式戦車でした。