自宅から一番近い川、”野川”に時々行っています。
魚が居着いているところを探してみると、色々なところで波紋や平打ちが見られます。
しかし、どうもそんなところにいる魚はどれもこれもかなりの小物。
そこそこの大きさのオイカワもいるにいるけれど、そんな場所はごくわずかなようです。
そんなわけで、夏場もやはり野川は小物釣り!
日中は暑いので、夕方に1,2時間の釣りにちょこちょこ行っています。
魚がいる場所はそこそこ流れのある平瀬で、水深は20センチもあれば良さそうな浅場ばかり。
仕掛けはタナゴ仕掛けで、以前のせた研ぎ上げたタナゴ鉤を使っています。
いくつかポイントを探ってみると、波紋が見られるところならどこでも良さそうです。
そこで、浮子下を極端に短くして仕掛けを投入してみます。
かなりの浅場だけど、十分釣りになるようです。
エサをつけて投入すると、すぐにアタリが!
ツンツンと浮子が動いて、スッと水中に沈みます。
ここでそっと合わせると仕掛けだけが上がってきました。
もう少し我慢して、浮子が水中に消えて引っ張られるのを待ってから合わせると小さなタモロコが。
水面から上がると少し暴れて、鉤から外れてぽとんと水中へ。
極小鉤でかえしがないからこの辺が難しいところ。
しばらくすると馴れてきて手元まで持ってくることができるようになりました。
釣れるのは、だいたい5センチ以下のタモロコやモツゴですが、繊細なアタリをものにするのはなかなかスリリングですね。
エサはグルテンで、針先にグルテンの繊維を引っかけるのが定番なのですが。
使う量はごくわずかなので、練ったグルテンのほとんどは釣りが終わると魚のエサになってしまいます。
そこで、古典的なエサのごはん粒を試すことにしました。
ですが、そのままでは大きすぎるので、小さくしなければなりません。
まず、箸で一口分くらいのご飯を水洗いしてぬめりを取ってから、乾燥させました。
半ば乾燥したところで、カッターナイフでご飯1粒を4つくらいに切り分けます。
この時、ご飯粒がしめりすぎているとうまく切れずにつぶれてしまいます。
また、乾きすぎると堅くなって全く切れません。
適度な乾き具合で切るのがミソ。
細かく切ったご飯粒はそのまま乾燥させます。
要は、細かく切った干し飯を作るようなものですね。
こうすると小さな容器にもいれられるので、持ち運びにも便利になりました。
使うときは水に浸して20分くらいで、元の柔らかさに戻りました。
写真のように全体に白くなれば柔らかくなって、針にもさせるようになります。
鉤にエサをつけるとこんな様子です。
鉤先に比べてまだ少し大きいのですが、これ以上小さくすると持ちにくいので、良しとしました。
早速野川に行って、ご飯エサを試してみると、すぐにアタリがきます。
早合わせだと、やはり魚は掛かっていませんが、エサは残っています。
どうやらエサ保ちもいいようです。
すぐに馴れて、けっこう釣れるようになりました。
喰いもいいので、エサとして十分通用するようです。
時々鉤を飲み込んでしまうものもいましたが、かえしがないので、少し揺すると簡単に外れるので、全然困りません。
ふやかしたエサが無くなったところで、この日の釣りは終わりとなりました。
無駄なエサが出ないのもいいですね。
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