春到来、空は快晴、堤の桜も満開、絶好の日和、
ということで、多摩川に行ってきました。
この時期の多摩川といえば、やっぱりマルタの遡上です。
そこで、河原に出てみると、早速見つけました。
早瀬の瀬尻に黒く見える塊です。
下流側にも点々と黒い影が連なっていました。
瀬尻では盛んに、バシャバシャと水しぶきが上がっています。
時々、黒と赤の模様が見えるので、マルタに間違いなさそうです。
やっぱりマルタ。
おなかにたっぷりと卵を持ったメス。
スマートなのは、オスかな?
でも、群れの中にいるのは、マルタだけではなさそうです。
よく見ると、体高の高い魚体に、大きな鱗の模様が見えました。
群れの先頭、瀬尻の特等席で、マルタに混じって盛んにバシャバシャとしぶきを上げています。
正体は、コイでした。
マルタよりも一回りは大きいサイズです。
おなかは大きく、たっぷり卵を持っているようです。
どうやら、コイの乗っ込みの時季にはいって、マルタと一緒に、産卵をしていたようです。
今年は桜の開花も早く、暖かい日が続いているとはいえ、3月中にコイの乗っ込みが始まっているとは、驚きました。
今年の春はやはり、早いようですね。