春到来、空は快晴、堤の桜も満開、絶好の日和、
ということで、多摩川に行ってきました。
この時期の多摩川といえば、やっぱりマルタの遡上です。
そこで、河原に出てみると、早速見つけました。
早瀬の瀬尻に黒く見える塊です。
下流側にも点々と黒い影が連なっていました。
瀬尻では盛んに、バシャバシャと水しぶきが上がっています。
時々、黒と赤の模様が見えるので、マルタに間違いなさそうです。
やっぱりマルタ。
おなかにたっぷりと卵を持ったメス。
スマートなのは、オスかな?
でも、群れの中にいるのは、マルタだけではなさそうです。
よく見ると、体高の高い魚体に、大きな鱗の模様が見えました。
群れの先頭、瀬尻の特等席で、マルタに混じって盛んにバシャバシャとしぶきを上げています。
正体は、コイでした。
マルタよりも一回りは大きいサイズです。
おなかは大きく、たっぷり卵を持っているようです。
どうやら、コイの乗っ込みの時季にはいって、マルタと一緒に、産卵をしていたようです。
今年は桜の開花も早く、暖かい日が続いているとはいえ、3月中にコイの乗っ込みが始まっているとは、驚きました。
今年の春はやはり、早いようですね。
竹の曲がりを修正して伸ばした竹は、作業を進め、ワカサギ釣り用の竿となりました。
竹の両端を整形してから、先端は節の穴をいったん埋めてから、ドリルで穴を開け、竿先をつけられるようにしています。
次に、釣具店で購入したチューブの漆を塗りました。
漆は4~5回重ね塗りをしています。
漆を塗ったら、リールシートを糸で巻いて固定。
最後に、落下防止用のひもを竿尻につけて完成です。
竿先をつけるとこうなります。
竿先は以前に作った物で、こちらも自作です。
竿先は古い竹刀の一節分を切って、竹の表面を残すように薄く削っています。
竿のしなり具合を自分の好みで作れるのが、自作のいいところですね。
糸を通すガイドは真鍮線を丸く輪にして作り、アルミテープで貼り付けています。
竿先も仕上げに漆を塗っています。
色味からは、もう少し重ね塗りをしたいところでしたが、あまり塗るとしなり具合が硬くなってくるので、適当なところで終わりにしています。
後は釣りに行くだけです。
曲がった竹を伸ばす器具を作ったので、実際に使ってみました。
まずは竹をカセットコンロで暖めてから。
火傷しないように革手袋をして、竹をゆっくりとあぶります。
少したつと竹の表面につやが出てきたので、器具にセット。
慎重にねじを締めていきます。
写真の上が加工前、下が加工後です。
ゆがんでいた軸がおおむねまっすぐになりました。
こちらは別の一本。
こちらも、ずれていた軸がほぼまっすぐになりました。
今年は10月に入ってもまだ暑いですが、江戸川放水路にハゼ釣りに行っていきました。
マハゼに混じって、ちょいちょい釣れたハゼががいました。
小さいけれど、瑠璃色の斑点がきれいなハゼです。
スジハゼの仲間のようで、腹びれと尾びれの先が黒いので、ツマグロスジハゼと思われます。
もう一つ、餌のアオイソメをしっかり挟んで上がってきたものが。
直径1センチくらいと小さいけれど、まあるくって頑丈な甲羅、強大なハサミ、それと不釣り合いになくらい細い脚。
白地に黒の模様がなかなかきれいです。
何だか分からないので、こちらも後から調べたところ、マメコブシガニでした。
こいつはカニなのに、前に歩くことができるそうです。
竹を伸ばす器具ですが、やっぱり立たないと不便なので、足をつけました。
ワカサギ釣り用の竿を作ろうと思っており、竹の曲がりをどうやって伸ばそうかと、長いこと考えていたのですが、ようやく竹伸ばしの器具ができました。
いたって簡単で、クランプに厚めの鉄板を貼っただけです。
竹を固定する台座は、板を切って作りました。
ポイントは、台座の位置をすぐに変えられるように、鉄板と台座の裏にマジックテープを貼ったところでしょうか。
これで、竹曲がりに応じて、台座の位置簡単に変えられます。
実際に試してみたら、そこそこ使えるようです。
途中で、サケらしい産卵床を見つつ、2時間ほどロッドを振ったところで、北海道初日は終了となりました。